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経営を科学する。

2016年11月15日(火)

こんにちは。
税理士の関口です。町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
 
経営は、効率的に行いたいですよね。
同じ100万円を儲けるならば、なるべく苦労しないようにと考えます。
 
では、業績アップのためにどこに手をつけるか?
一度数字の面から検討してみましょう。
効率的な経営の参考になると思います。
 
経営するためには、会社を5つの要素で考えます。
要素は、次の5つです。
 P(販売単価)
 V(変動費単価)
 Q(数量)
 F(期間費用)
 G(利益)
 
どの要素を重点的に、手をつけるかの効率を、数字の上で考えてみましょう。
 
1個当たり、40円で仕入れた商品を、100円で販売しています。
1ヶ月あたり、10万個販売しています。そして、給料等の経費は、660万円です。
まとめると、次のようになります。
P(販売単価)   100
V(変動費単価)  40
Q(数量)          10
F(期間費用)   660
 
 
損益は次のようになり、60万円の赤字です。
PQ(売上高)    1,000
VQ(売上原価)    400
MQ(粗利総額)   600
F(期間費用)      660
G(利益)          ▲60
 
①P(販売単価)を上げる場合を考えましょう
P(販売単価)100→106
PQ(売上高)   1,060
VQ(売上原価)   400
MQ(粗利総額)   660
F(期間費用)      660
G(利益)                0
 
P(販売単価)を上げる場合、仕入の金額は変わりませんので、VQはそのまま。
F(期間費用)も変わりませんので、1個当たりの販売単価を6↑すると、赤字は解消されます。
比較しやすいように割合を計算してみます。
106÷100×100=106%
販売単価を6%↑すると、赤字が解消されます。
 
②V(変動費単価)を下げる場合を考えましょう
V(変動費単価)40→34
PQ(売上高)   1,000
VQ(売上原価)     340
MQ(粗利総額)   660
F(期間費用)        660
G(利益)                 0
 
V(変動費単価)を下げる場合、販売単価は変わりませんので、PQ(売上高)はそのまま。
F(期間費用)も変わりませんので、1個当たりの仕入単価を6↓すると、赤字が解消されます。
同じように割合を計算してみましょう。
34÷40×100=85%
仕入単価を15%↓すると、赤字が解消されます。
 
③Q(数量)を上げる場合
Q(数量)10→11
PQ(売上高) 1,100
VQ(売上原価) 440
MQ(粗利総額) 660
F(期間費用)    660
G(利益)             0
 
Q(数量)を上げる場合、販売単価はかわりませんが、販売数量が変わるので、PQが1,000→1,100に変わる。同様にVQも400→440へ変わります。
F(期間費用)は、変わりませんので、数量を1↑すると、赤字が解消されます。
数量アップの割合は、
11÷10×100=110%
数量は、10%↑で赤字解消です。
 
④最後にF(期間費用)を下げる場合です。
F(期間費用)660→600
PQ(売上高)  1,000
VQ(売上原価)  400
MQ(粗利総額)  600
F(期間費用)     600
G(利益)              0
 
F(期間費用)を下げる場合、PQ(売上高)、VQ(売上原価)に変動はありません。F(期間費用)だけ下がります。
660かかっているF(期間費用)を600へ下げます。
600÷660×100=90.9%
期間費用は、9%↓で赤字解消です。
 
4つの要素を割合で比較すると、次のようになります。
P(販売単価)      6%↑
V(変動費単価) 15%↓
Q(数量)          10%↑
F(期間費用)      9%↓
 
上記のように比較すると、P(販売単価)に手をつけるのが、一番効率が良く。V(変動費単価)に手をつけるのが、一番効率が悪いということになります。
 
全ての会社が、上記の順番になることはありませんが、ほとんどの会社は、P(販売単価)に手をつけるのが、効率的です。
 
是非、自分の会社の割合も計算して、今後の経営判断の参考にしてください。(関口義宏)

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