こんにちは。
税理士の関口義宏です。町田市つくし野で、会計事務所を経営しています。
経営計画に興味を持っている経営者は多いと思います。
興味を持っていても、「私には無縁のこと」と思っている経営者もいらっしゃるでしょう。
しかし、経営計画は、どんな会社にも必要です。
経営計画は「会社を上手に経営する」「融資の申し込みの時」「スタッフのマネジメントをする」など色々なことに活躍します。
計画の必要性を説いたエピソードが不思議の国のアリスに出て来ます。
アリスが森の中で迷い、チェシャ猫に道をたずねるシーンです。
アリス:私は、ここからどの道を行けばいいのか教えていただきたいのですけど。
チェシャ猫:それは、君がどこへ行きたいかによるわな
アリス:どこだっていいんですけど
チェシャ猫:それならどの道だって構わんだろ
何の目標も持っていなければ、何をやってもいいし、何もやらなくてもいいわけです。
会社を経営している方が、目標を持っていないことはないでしょう。
経営計画とは、経営者の頭の中にある目標を、数字で表すだけのことです。
漠然とした目標よりも、数字で表された目標の方が活用しやすいですよね。
数字は、それ自体に説得力を持っています。
たとえば、融資を受ける交渉をするときに、「今後、売上を上げていきたい」と銀行員にいうよりも、「現状の売上高は100で、それを来期は120にしていきたい」と説明する方が、聞いている方としては、そこまで考えているんだとなります。
目標を数値で発表することも重要です。
発表することで、そこに責任が発生します。
目標を達成しなかったけど「まぁ、いいか」ということになりにくくなります。
目標を設定することで、会社の問題点を明確にすることができます。
会社の問題点は、目標値と実績値の差額で表されます。
会社の現状は、試算表でわかります。
経営計画を立ることで、常に会社の問題点を数字で明確に把握できます。
経営計画を活用することで、会社の業績アップのヒントを得ることができますので、計画を立てることを勧めします。