お金がたまる会社を目指しましょう！！

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2016年09月01日(木)

2014年1月17日発行。208ページ。

日本酒を飲まない人でも、「獺祭」は、聞いたことがあるでしょう。その獺祭を製造している旭酒造の社長の自叙伝。

今では、前年比150%以上売上高がアップするほど、業績の良い会社だが、一時期は、自殺を考えるほど業績が悪かった。

そのなかで、「杜氏に頼まずに社員だけで酒造りをする」「銘柄を一つに絞る」など色々な改革をして、自分の理想の酒造りを目指してきた様子が詳しく記述されている。

酒造りという伝統的な業界において、今までのやり方を変えていくことには、周りからのすごい抵抗があったと思り、実行するには勇気が必要と思うが「美味しいお酒をお客様へお届けしたい」という想いを原動力にして、常に前進してきた。

酒造りを数値化して、科学的に行っていることに、衝撃を受けた。酒造りに全く詳しくないが、経験と勘が必要なのではと考えていたが、今の旭酒造の業績を考えると、経験と勘は、あまり必要がなく、数字をしっかり見ていくのとが重要なのだと、教えていただいた。

文章から、桜井社長の情熱が伝わってきて、自分も頑張ろうと思える本だった。(関口義宏)

【目次】

第1章「負け組」の悲哀を忘れない

第2章大失敗から学ぶ

第3章捨てる勇気を持つ

第4章「できること」と「やるべきこと」をはき違えない

第5章常識や慣習にとらわれない

第6章伝統が持つ奥深さを侮らない

第7章発信しなければ伝わらない

第8章打席に立ったからには、思い切りバットを振る