お金がたまる会社を目指しましょう！！

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2016年08月23日(火)

こんにちは。

税理士の関口義宏です。町田市つくし野で、会計事務所を経営しています。

以前に、値引きをすると利益に与える影響がとても多いことをお伝えしました。

70円で仕入れたものを、100円で1万個販売している次のような会社が10％値引き販売をしました。

売上高 100万円

原価 70万円

粗利益 30万円

固定費 20万円

利益 10万円

↓

売上高 90万円

原価 70万円

粗利額 20万円

固定費 20万円

利益額 0万円

販売金額を10％値引きしただけで、利益は全部なくなってしまいます。

値引きをして販売するということは、値引きをしてたくさん売って、利益を増やすことが目的のはずです。

上記の例で、10％値引き販売をした場合、10万円の利益を15万円にしたければ、販売数量を何個増やせばよいでしょうか？

売上高 157.5万円

原価 122.5万円

粗利益 35万円

固定費 20万円

利益 15万円

販売価格を10％値引きし、利益を50％増やしたい場合、10,000個の販売数量を15,750個に増やす必要があります。

約58％数量をアップさせる必要があります。

値引きは、売り上げ目標を達成するためではなく、利益目標を達成するために行わなければなりません。

利益に目を配りながら、値引きをしないと、『売上は上がり、仕事はとても忙しくなった。でも、利益は変わらない。』という状態なってしまいます。

それでは、そもそも値引きをする意味がありません。

値引きをする場合には、利益金額が増えることをチェックしましょう。(関口義宏)