こんにちは。税理士の関口です。
町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
会社を経営していくにあたり、重要なことは、ヒト・モノ・カネと言われます。
事業経営者は、自分一人でこなせる仕事だけをしていく方もいるし、組織化して、スタッフを雇って仕事をしていく方もいます。これは、経営者の考え方次第なので、優劣はありません。
私は、組織化する選択をしました。仮に自分に何かあっても、お客様に迷惑をかけないことを考えての判断です。
17年10月に、関口会計事務所で6年弱働いてくれたスタッフが退職しました。
スタッフが退職したことについて振り返ってみると、最近は私の想いを押し付けて、しっかりとコミュニケーションを取っていなかったなぁと反省しました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」が真っ先に頭に浮かびました。
私は、毎週倫理法人会のモーニングセミナーに参加したり、色々なことを勉強したつもりになっていました。実際は、本質的なことは何も学んでいなかったんだと思い知らされました。私は、愚者なので、歴史に学ぶことはできなかったけど、まだ、私の事務所で働いてくれるスタッフは居るし、これから入社してくれる方もいるので、経験に学び、さらに前に進んでいくこうと決意しました。
まず、スタッフとしっかりとコミュニケーションを取ることが課題です。そこで始めたのが、面談です。「Yリロンミーティング」と名付け、スタッフのプライベートなことや現状・悩み事を積極的に聞くことをメインに、さらに、こちらの想いを伝えお互いに、コミュニケーションとり向上していこうと取り組みを月に2回設けることにしました。
今までも、月に一度評価面談を実施していましたが、私が、今回Yリロンミーティングの準備していて、今まで面談にあたりこれといって準備をあまりしていなかったと気づき、組織のトップとしては、至らなかったなと反省でした。
ミーティングの目的は、コミュニケーションの向上により、みんなで外向き思考になること。
会計事務所の仕事は、同じことの繰り返し業務がほとんどです。業務に慣れると、常に同じことを繰り返し、色々なことに目を向けなくなります。また、私の事務所のお客様は、比較的に規模の小さい会社が多いので、チームで仕事をやることはほとんどありません。ベテランになれば、自分のペースで仕事を進め、自分の仕事が終わればそれで良いという仕事のやり方になる可能性が高い。人に関心を示さなくなり、最後にはお客様の状況に目を向けられず、お客様が困っていることに気がつかなくなる。仕事に刺激がなくなり、やる気もなくなる。
それを回避するため、事務所で働いてくれている人に対して、まず、私から、みんなに対して気にかけているということを伝える行動をとることが重要と感じました。
事務所のトップが、みんなの状況を気にかけているんだよ伝われば、そこで働いているスタッフは、同じ様な気持ちで働き始めると思います。
ミーティングは、正社員の方は月に2回のペース。パートさんは月1回でやっています。正社員の方が2人いて、一人は色々話をしてくれるタイプ。もう一人は、寡黙なタイプです。
色々と話をしてくれるタイプの方は、話も盛り上がるしミーティング自体も楽しいのですが、寡黙な方とのミーティングは、色々と難しいです。どうしたら、話が盛り上がるだろうかとか本音を聞き出すのにどうしようかとか、次のミーティングまでの目標設定をどうしようかとか。
色々と考えてミーティングをしています。
ミーティングを続けて、コミュニケーションを取っていくことで、私がフタッフの気持ちがわかってあげることや悩みを解決してあげることなどができればいいと思います。
まだ、始めたばかりですが、正社員のひとりのプライベートな悩みを共有できることが出来ました。その方は、どちらかと言えば、職場では、言いたくなかったのではないかなぁとも思いましたが、秘密にしていることがあるよりも、打ち明けたほうが、気持ち的にも楽になると思っています。
まだまだ、始めたばかりですが、色々と話を聞いてあげることは、結構楽しいので、「継続は力なり」というように、続けていき、スタッフがイキイキと働き、お客様に役立つ会計事務所を目指します。