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【本の紹介】かばん屋の相続 池井戸潤著 文春文庫

2017年08月03日(木)

2011年4月10日 第1刷発行。290ページ。
私は、本は大体アマゾンで注文するが、娘と本屋に立ち寄って、興味を引かれて購入した。池井戸潤は、テレビで「半沢直樹」や「ルーズベルトゲーム」を見て知ってはいたが、本は買ったことがなかった。
私は、短編賞小説は好きではなかったが、まさかの短編小説・・・。
6つの短編経済小説で構成されている。
銀行を舞台に、銀行内部の騒動やお客様の中小企業とのやり取りが描かれている。
一番私の中で響いたのが、「十年目のクリスマス」。
あらすじは、業績悪化により、資金繰りが窮している中小企業。銀行の担当者は、何とか融資をしたいとがんばるが、結局融資は見送られ、結局倒産に追い込まれてしまう。
その10年後のクリスマスに、百貨店で買い物をしていると倒産した会社の社長が高級ブランド店から、ショッピングバックを持って出てきた。主人公は、10年前に倒産した会社の社長が、そんなに羽振りがよいわけがないと疑問に思うがやはり、本人だった。
その中で、倒産した会社社長が、「今まで会社を経営してきて、失敗したなと思うことがある」「出口がないということだ」という場面がある。
中小企業の経営者は、営業に駆けずり回るのはもちろん、人事や資金繰りなど、本当にいろいろなことをやらなければいけない。目の前の問題を解決していると、もう時間がない。そんな状況がずっと続いていく。そうなると将来のことを考える暇なんてほとんどない社長が多い。また、社長はいつまでも若いつもりでいる。
しかし、「会社を経営するんだったら、常に出口を用意しておくことが必要だ」というセリフに私はハッとした。
私は、いままで、出口のことを真剣に考えたことはなかった。また、顧問先の社長に対して出口を考えましょうといったことは1度もない。しかし、年に1度でも、自分の引退について考えるタイミングを与えられると良いなと思った。
会社の出口とすると、①廃業②承継③売却④上場の4つが考えられる。
私も、個人事業の経営者として、自分が引退する理想の形を、真剣に考えたいと思った。
 
目次
十年目のクリスマス
セールストーク
手形の行方
芥のごとく
妻の元カレ
かばん屋の相続

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