こんにちは。
税理士の関口です。町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
当座預金は、今では利用するメリットがほとんどなくなりました。
メリットよりもデメリットのほうが大きい。当座口座は管理がとても大変です。
「管理は、極力シンプルに、単純にした方が良い」と言う当たり前のことが、経理の場面だとあまり実践されません。
経理は、1円まで合わせないと、仕事が終わりません。非常に細かいところまで気を配らないとやれない仕事です。
どうしても1円まで合わせることに主眼を置くだから、チェックも非常にこまかくなる。
細かい仕事を、ざっくりとやってもいいようなところにまで持ち込んでしまうことが非常に多いです。
例えば、領収書の整理について。
領収証は、スクラップブックに、全部が見えるようにちょっとずらしながら貼っていかなければいけないと思っている人がたくさん居ます。
しかし、「領収書は、貼って管理しなければいけない」とは、法律に書いてありません。
だいたい、領収書をチェックするのは、会計事務所と税務署ぐらいのものです。その人たちのために、わざわざ時間を使ってまで、スクラップブックに綺麗に貼る必要はありません。
領収書を保管する義務はありますので、無くさないように月ごとに袋に入れて管理しておけば十分です。
税務調査の時に、「平成27年10月分の領収書を見せてください」と言われた時に、すっと出せるようにしておけばOKです。
今、ほとんどの会社は、帳簿付けを会計ソフトでやっているでしょうが、領収書から出金伝票を作成して、出金伝票を見て、パソコンに入力しているところもあります。
伝票を作成する意味が、ありません。領収書から、そのまま会計ソフトに入力し、領収書をしっかりと保管しておけばよいのです。
このように、管理に関する無駄を極力無くし、余った時間を使い、粗利(MQ)が上がる仕事をすることを心がけましょう。