お金がたまる会社を目指しましょう！！

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2016年07月19日(火)

こんにちは。

税理士の関口義宏です。町田市つくし野で、会計事務所を経営しています。

決算書は、大企業も零細企業も基本的に、同じルールで作ります。

トヨタなどの大企業も昨日作ったばかりの零細企業も、同じルールというわけです。

売上高が20兆円近くある会社も、1千万の会社も同じ土俵で計算します。

例えば、次の2つの会社があったとします。

　A社は、売上高20兆円、経常利益が1兆円。

　B社は、売上高1千万円、経常利益が100万円。

両社を比較してみましょう。

6桁も違います。1桁違うだけでも、相当な違いですが、それが6桁となると、比較のしようがありません。

そこで、割合で比較すれば、桁の違いは関係ないと誰かが思いつきました。

売上高経常利益率という指標があります。

これは、売上高のうちの経常利益率の割合で、企業の実力を見るのに欠かせない指標であると言われています。

では、A社とB社の実力を売上高経常利益率で測ってみましょう。

A社（1兆円÷20兆円）×100＝5％

B社（100万円÷1千万円）×100＝10％

売上高経常利益率のみで比較すると、A社よりもB社の方が実力があるという結果になります。

とても違和感がありますね。

割合だけで考えてしまうのは、非常に危険です。

割合と金額の最低2つの側面から会社の業績を見るようにしましょう。(関口)