こんにちは。税理士の関口です。
町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
「借入金は、誰が申し込んでも対応は変わらない」と思ったら大きな間違いです。
先日、こんなことがありました。
うちの顧問先の社長自らが、日本政策金融公庫に直接融資の申し込みをしました。
その会社は、モーターホームの販売や整備をやっている会社です。
創業の時に、関口会計を通じて、日本政策金融公庫に500万円の融資を受けていました。
1期目は、約500万円赤字で、2期目は、約350万円の黒字です。
3期目が始まってすぐに、日本政策金融公庫にさらに100万円を社長が申し込んだけど、断られたと私に連絡がありました。
連絡の内容は、断られたけど、「私から日本政策金融公庫に100万円の融資の話をしてもらえないか?」ということでした。
私自身は、日本政策金融公庫へは、5件程度顧問先を紹介して融資を実行していただいているので、私と日本政策金融公庫の関係は、比較的友好なはずです。
しかし、社長自らが申し込みを行い断られた直後、業績がまったく変わっていない状態で、私が申し込んでも、融資を受けるのは難しいだろうなと思っていました。
とりあえず、連絡だけはしておこうと政策金融公庫へ連絡しました。
すると、私の顧問先の融資を直接取り扱ってくれた担当者が、変更で変わっていました。
社長が申し込んで断られたばかり、さらに、担当者が変わってしまった。
状況としては、「融資が通るわけないよなぁ」という感じです。
新しい担当者は、「検討してみます」といって、連絡を切りました。
無下に断れないから、社交辞令で検討してくれるんといったんだろうと思っていました。
2、3日後、日本政策金融公庫の担当者から、融資をしてくれるとの連絡が入りました。
特に何をしたわけでもなく、業績が変わったわけでもない。
ただ私が連絡を入れてあげだだけで、融資がおりました。
「こんなことがあるんだ」と私自身結構驚きました。
また、産廃運送業をやっている別の顧問先は、法人を設立して間も無く、ダンプを購入したいということで、1,800万円の融資を申し込みました。
私の印象では、ダメでもともと、全額融資を受けるのは難しいだろうなと思っていました。が、見事に全額融資を受けることができました。
そのお客様は、個人事業の時に、融資を受けることを検討していたとのことですが、相談に行って、門前払いだったということでした。
融資を受けるためには、実は誰が申し込みをするかも重要な要素の一つです。