こんにちは。
税理士の関口です。町田市つくし野で会計事務所を経営しています。
オーナー社長が会社を設立するときに、会社設立の目的が明確になっているでしょうか?
会社を設立するときに、定款に目的を記入しますので、やることは明確になっています。
しかし、何を実現するのかを明確にしている社長は、非常に少ないです。
会社を設立する一般的な動機は次のようなものがあげられます。
「取引先から法人にしないと取引できないと言われた」
「知り合いの社長に勧められた」
「法人の方が税金が安くなる」など
中には、会社を設立することが目的になっている人もいらっしゃいます。
とりあえず、独立したいといって、会社を設立してしまいます。
そして、その後、さまざまな問題が起こるたびに、その問題に対処していくような状態です。
まさに私がそうでした。
税理士として独立したとき、何も準備もなく、将来のことは何も考えていませんでした。
「まぁ、食べていけたらいいか」ぐらいに思っていました。
わたしは個人事業なので、登記する必要もなく、ただ、税務署へ届出書1枚提出するだけでした。
「私は、独立します」と宣言するだけで、面倒な手続きはほとんどなし。
簡単に独立してしまったので、問題は色々起こりました。
「お客さんがいなくてどうしよう」
「資金繰りがよくわからない」
「スタッフとの接し方」などなど
色々問題が起こるので、投げやりな気持ちになることも1度や2度ではありません。
また、「ヤバイ。お金払えるかなぁ」なんてことも何回かありました。
会社で起こる問題に対処していると、結構忙しく仕事をしている感じになります。
「がんばっているなぁ」と思っても、ただ忙しいだけで、会社は自分が望まない方向へ進んでいっていることが非常に多いです。
そんな感じを持っている方は、一度、会社を通じて自分がやりたいことを明確にすることをお勧めします。
私は、事務所の目的を改めて考え「顧問先経営者の本当の役に立つ会計事務所」としました。
具体的には、経営者に「時間」と「お金」を意識した経営をしてもらうこと。
時間は、自分の目的により早く到達することや他社よりも早く成長するなどスピードを意識した経営をすること。
お金は、会社経営において、最も重要なものがお金です。
お金が多いと他社と差別化が図れるし、意思決定の幅が広がります。お金が少ないと資金繰りで頭の中がいっぱいになり、意思決定も鈍るし時間もとられる、さらに、やれることが限定されます。
手元に潤沢な資金を用意しながら、経営をするために、私どもでは、戦略的に融資を活用するサポートを行います。
経営者は、ビジネスモデルの確立に専念して安定した会社を目指す。
このように、事業の目的を明確にすることで、日々の意思決定がブレる事が少なくなります。
会社の目的を明確にしましょう。